星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

スーパーヒーロータイム

キラキラ☆プリキュアアラモード 第42話「歌えWOW!あおいラストソング!」

あおいの所属するバンド『Wold Azur』のメンバーである園部が家庭の事情でやめなければならず、あおいは彼と共に作り上げたバンド解散の危機に立たされます。その事をミサキに相談するも、以前と同じように(しかも今度は直接)突き放すような言葉をかけられてしまい、落ち込むあおい。

あおいはWild Azurが無くなる事がそのまま自身の夢の終わりだと結びつけていましたが、それは別のものだといちか達とのパジャマパーティーで気付きました。夢に向かうための手段が一つ無くなる(≒挫折する)ものの、それで止まらずに進み続ける事が大事という事ですね。2年前のプリンセスプリキュアでも『挫折』に向き合った話があり、似たような結論を導き出していました。

……ところでさりげなくあおいの両親が初登場し、あおいがこのまま音楽の道を行くのを認めましたが、同時に水嶌を立神家の後継者に指名していました。それってつまり水嶌を立神家に引き入れるという事で、つまりは……。

仮面ライダービルド 第13話「ベールを脱ぐのは誰?」

鍋島に命じて龍我に罪を着せたのはブラッドスタークと判明しました。一方で難波重工が東都政府との結びつきを解消し、ブラッドスタークと手を組むことになったため幻徳は焦りだします。

ブラッドスタークの思惑を知るために、戦兎は敢えて幻徳の指示に乗って難波重工に保管されているパンドラボックスを奪還しに潜入します。そこでブラッドスタークと対峙しますが……それでブラッドスタークの正体に確証を持ちました。

今日だけで散々臭わせていましたが、2話で見せた不思議な力やこれまでのブラッドスタークの行動にも伏線が張られていたようにブラッドスタークの正体はマスターこと石動惣一。彼の思惑が明かされるのは次回のようですが、何故彼はあんな立ち振る舞いをしたのか、非常に気になります。

そしてブラッドスタークが葛城殺人事件に関与しているという事は、戦兎の正体にも疑いがかかります。元々はチャラ男だったはずなのに、記憶喪失になったら天才物理学者となっているのはあからさまにおかしいですし、そうなると戦兎は……。

宇宙戦隊キュウレンジャー 第40話「開幕!地獄のデースボール」

今回はどういうわけか野球対決です。しかもジャークマター側が圧倒的に有利なルール(というかジャークマター側が裁定する、いわゆる『俺ルール』)のデースボール。

その卑怯な戦略にキュウレンジャー側はボロボロになり、逆転のチャンスに巡ってきたバッターは、球技が苦手なスパーダ。彼が取った秘策は、猛特訓の末にバットではなく(変身したカジキイエローの姿で)角を使って魔球を場外へ弾き返すという、文字通りぶっ飛んだものでした。

スパーダの心情を描いた、と書けばいい話ではあるのですが、やはり戦隊における野球回はイロモノになりますね。しかも野球で決着が付いた直後の戦闘では『カシオペア』『キュウレンジャーハリケーン』『トドメがボールが変化した(おかしな)物』と、ゴレンジャーをオマージュしたネタを仕込んでいましたし……これで荒川稔久脚本だったら完璧でしたというかメインライターでもある毛利亘宏さんなのが意外

【アニメピックアップ】マジンガーZ 第1話「驚異のロボット誕生」/第2話「ストップ ザ あしゅら軍団」

あらすじ

第1話「驚異のロボット誕生」

バードス島に拠点を構えるマッドサイエンティスト『Dr.ヘル』が、ついに機械獣軍団を完成させた。ヘルはかねてよりの目標であった世界征服を実行に移すため、その目的の邪魔になるであろう『兜博士』の抹殺命令を部下である『あしゅら男爵』に命じた。

兜博士はあしゅら男爵によって爆殺されそうになり、すんでの所で別荘の地下室に駆け込むも別荘が崩れた事で瀕死となる。電話を受けて駆けつけた孫の『兜甲児』が兜博士から巨大ロボット『マジンガーZ』とそのコクピットとなる小型マシン『ホバーパイルダー』を受け継いだ直後、兜博士は息を引き取る。

ろくな説明も受けられないままホバーパイルダーに乗り込んだ甲児は、悪戦苦闘しながら何とかマジンガーZと合体するも、マジンガーZの操縦がままならずに半ば暴走させてしまう。

第2話「ストップ ザ あしゅら軍団」

ついに機械獣軍団が侵攻を開始した。目的は光子力研究所。

一方、マジンガーZの操縦に苦労する甲児は、駆けつけてきた『アフロダイA』のパイロット『弓さやか』から操縦法を学び、彼女に導かれて何とか光子力研究所に辿り着く。そこで弓教授達と共に兜博士の遺書からDr.ヘルの野望と博士の遺志を知り、機械獣軍団と戦う決意を固める。

ついに機械獣と対峙するマジンガーだが、まだまだ未熟な甲児は一方的に攻撃を受けてしまう。重傷を負って意識がもうろうとする中、兜博士の言葉を思い出した甲児は一念発起し、再び起ち上がって反攻に転じる。そしてマジンガーは数々の武器を駆使してついに機械獣を撃破した。

概要

全てのスーパーロボットアニメの始祖、それが『マジンガーZ』です*1

最初はろくに操縦が出来ず真っ直ぐ歩くのにも苦労しますし、ようやく機械獣と対峙しても相手の攻撃を上手く回避出来ずに一方的にやられるシーンもあるという、マジンガーZ(ひいてはスーパーロボット)が無敵のロボットであるという印象を持っているとかなり衝撃的な出だしですね。とはいえこういう描き方はリアリティがあり、また甲児が元々は一般人であるという親近感もわいてきます。

見所

1話と2話を合わせて前後編となっており、本格的なマジンガーの活躍は2話の終盤となっています。それも前述の通り最初は一方的にやられますが、途中から一転しての構成となると縦横無尽の大活躍! 代名詞でもあるロケットパンチや光子力ビーム、ルストハリケーンを駆使して薙ぎ倒す様は爽快感があります。

あとスーパーロボット大戦をプレイしているとブレストファイヤーが必殺技の立ち位置だと思う事も多い(というか自分も一昔前まではそう思っていた)のですが、2話での決まり手は光子力ビームとルストハリケーンとなっており、ブレストファイヤーは未登場でした。まだ原初だからかそういう概念は希薄だったのかもしれませんが、逆に言えばどの武器も必殺技であるとも取れますね*2

*1:『ロボットが活躍するアニメ』という意味では厳密には『鉄腕アトム』が最初になり、『巨大ロボットが活躍するアニメ』という意味では『鉄人28号』が最初になります。マジンガーZは大半のスーパーロボットアニメの形である『搭乗型巨大ロボットが活躍するアニメ』としての原初となります。

*2:実際、後年のリメイク作品である『真マジンガー 衝撃!Z編』では最大出力の光子力ビームはまさに『必殺技』と言えるほどの大迫力を見せつけています。

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 第9話「いろいろな国」

山賊達の話 -Can You Imagine!-

通りすがる旅人を襲う山賊達から見たキノ達の評価……師匠の悪名が山賊のトラウマに!?

徳を積む国 -Serious Killer-

他者に貢献した分だけ『徳ポイント』が積まれるというシステムのある国の話です。逆に犯罪を起こせばポイントが減りマイナスになれば刑務所行きですが、それ故に罪を犯してもマイナスにならなければ刑務所行きにはならないとの事。

キノが出会ったのは、そんなシステムを理解し人のために尽くした元大統領。その積んだポイントを使って『誰かを殺す』事を目的にしてきたものの、結局その『誰か』を決める事が出来ず、旅人であるキノを殺そうとしても結局自衛されてるためにそれも出来ず終い。

そんな目的を持つんだったら最初から明確に『誰か』を決めればよかったのに……。いつか決まると思ってたのなら楽観的すぎですし。そのために人に尽くして生きてきたのに無駄になってしまったなら、まさしく本人が言った通りこんな大人になるべきではありませんね。

料理の国 -Original-

キノの料理の腕がわかる話……。メシマズではなさそうですが少なくとも大多数の人の口には合わないという事ですね。そんな料理を名物にする国も国ですが。

ティーの願い -Get Real!-

どんなにご大層な願いをしてもそれが何かの力によって叶うわけがないと、ティーだからこそ言える言葉ですね。

美しい記憶の国 -Beautiful Memories-

人間の旅人はその国を訪れたら、出国の際にその国での記憶を消さなければならない。おかげでキノは入ったと思ったら出ていたという旅人としてはとても無益な事になってしまいました。

……そして『人間』ではない『モトラド』のエルメスは、ちゃっかりそれを全て覚えていたという。これにはさすがのキノも嘆くしかありませんわ。

アニメなあとがきの国

やってくれたな時雨沢恵一!!

いや時雨沢先生は『あとがき』をひねってくる人だとは聞いていましたが、まさかアニメであとがきを出してくるとは思いませんでした。こんな事するのは後にも先にもこの人だけでは?

魔法陣グルグル 第21話「復活!魔王ギリ!」

一瞬アバンタイトルで「総集編か特番か!?」と身構えてしまったのは内緒。

ついに魔王ギリが復活あの伝説のパーティ『爺ファンタジー』が登場だ! 原作でもあまりに濃すぎるキャラで人気を博しましたが、アニメでは濃い声優陣やパロネタも加わって更にヤバい『かっこいいやつら』! 正直今回はこれを見られただけで満足です。

アイドルタイムプリパラ 第35話「未知とのミーチル」

みちるの夢探しの話です。前回「元々夢がなかった」と言われたみちるでしたが、紆余曲折あって全てを思い出した彼女によってその理由が明かされました。

小さい頃にパックに夢を食べられそうになった時、とっさに「夢なんてない」と自己防衛で強く思い込む事で食べられるのを回避した、というのが真相。しかも隠し場所は初めてあろま達と対面した時に偶然あろまが言い当てた右肩で、それ故に夢であった「お姫様のようなアイドル」という理想像が『ミーチル』という人格となって現れたとの事。

全てを思い出して自分の意志でプリパラに入ったみちるは……変わらずミーチルの性格のまま。とはいえ自分の夢を思い出した事でミーチルとの乖離はなくなったと言えるでしょう。おかげでようやくゆい達とチームを結成する事が出来ました。

しかし、ここ最近の話は本当に涙腺に悪い(いい意味で)。『夢』というテーマは自分の心にガンガンと響きます。