星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

土曜朝アニメ

ゾイドワイルド 第16話

ペンネの事情が詳細に明かされ、デスメタル帝国との繋がりが明らかになってアラシと対決します。

故郷の子供達のためとはいえ、苦渋の決断と裏切り者の汚名を受けてまで賞金稼ぎをしなければならなかったペンネの叫びは非常に痛々しい。事情を知ったアラシがペンネのために立ち上がりますが、そんな真っ直ぐなアラシを見たペンネは……。

全体的に明るい作風なゾイドワイルドですが、ベーコンの決死の戦いといいペンネの事情といい、シリアスで重い話も持ってきていい起伏が作られていますね。ペンネとの絆も今回と次回の話で強く結ばれそうです。

新幹線変形ロボ シンカリオン 第41話

ハヤトの誕生日プレゼントを決めるためにハヤト以外の子供達が東奔西走します。妙な演出が入ってるのはギャグなのか。

ハヤトの人となりが周囲の目線から改めて強調された話ですが、こうして振り返るとハヤトが並大抵ではない鉄ちゃんだというのを思い知らされますね。路線図も時刻表も不必要なほどの知識量って……。そのせいでどんなプレゼントにするのがいいか悩むハメになるのですが、最終的にハヤトの生まれた年月の時刻表にしていました。確かにこれならプレゼントにふさわしいですね。とはいえ大人達が用意した「みんなでグランクラスに乗る」の方がテンション爆上げだったけども。

ウルトラマンR/B 第16話

アサヒが自分自身が何者かについて悩み、家出してしまい湊家は一大事。その一方でアイゼンテックも愛染ことチェレーザが(物理的にも)追い出され、サキに乗っ取られます。

例えアサヒが何者であろうとも、紡いだ絆は本物だとして力に変える。血のつながりだけが家族ではないという美談ですね。またアサヒの心情がサキにも影響を与えている……と思われますが、それをよそにサキの計画も着々と進んでいる様子。果たして彼女は何を企んでいるのか。そしてチェレーザはもう出て来ないのか。

スーパーヒーロータイム

HUGっと!プリキュア 第36話「フレフレ!伝説のプリキュア大集合!!」

伝説のプリキュア達の豪華客演回! 冒頭からプリアラが登場し、更にまほプリも続けて登場と、近年の三組が早速そろい踏み。しかもプリアラとまほプリの二組は登場時には成長した姿というサービス(ただしすぐにトラウムによって放送当時の姿にされた)付き。この三組が互いに(えみるとルールー以外)顔見知りだったので、どうやら春映画を踏まえた展開の様子*1

今度の映画の宣伝を兼ねての客演回です……が、プリキュア(+妖精)以外にまさかブンビーまでゲスト出演するとは思いませんでした。確かに5GoGoで再登場したりオールスターズでカメオ出演するほどの人気キャラですが!

しかしトラウムの作戦は今回だけに留まらず、次回にも続きます。時が止まってしまい今回登場した以外のプリキュアが文字通り動けなくなった状態を打破するのは、やはり初代の三人か。

仮面ライダージオウ 第7話「マジック・ショータイム2018」

ウィザード回です。提供での『魔法つかい』表記は直前の番組意識しただろ。まるで魔法のような手品を披露する手品師の事を知り、案の定アナザーライダーだったために問答無用で攻撃するゲイツ。しかし(その時点では)何も悪い事はしていない彼をソウゴはかばい、二人は対立します。

ある程度ウォズが扇動したというのもあるものの、改めて二人の考えの違いが浮き彫りになりました。いつものパターンだとそれを乗り越えて二人が正式に手を組むという事になりそうですが、果たしてどうなる事やら。

……それにしても、今回は仮面ライダービースト役だった永瀬さんがゲスト出演のはずが、画面に映ったのは首から下だけという。いやこれ本人かどうかわからないじゃん!

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第36話「爆弾を撃て」

ギャングラーの能力により『うっかりミス』を誘発させられるようになってしまった咲也は叱られて落ち込んでしまい、更にセールスマンからもらったネックレスが実はギャングラーが用意した爆弾用エネルギー送信装置と判明し、圭一郎は怒るに怒れなくなってしまいます。

おだてられると調子に乗る褒められると伸びるタイプで逆に叱られると激しく落ち込む咲也がうっかりミスを誘発させられて悪循環を起こし、激情家である圭一郎が装置により自制しなくてはならなくなり、と絵面はコミカルながらもかなりのピンチ。それでもそのピンチを互いの信頼で乗り越えるのがパトレンジャーですね。いい意味で昔ながらのヒーローらしい話でした。そして今回も圭一郎の百面相を楽しめた。

*1:更にそれ以外にも私生活面で顔見知りだったりしてるようです。

土曜朝アニメ

ゾイドワイルド 第15話

フリーダム団がそれぞれ異なる理由でボドボドになっている時に出会った、自称ゾイドハンターのヒジキ。彼に助けてもらったフリーダム団は、彼の願いを叶えるために一芝居打つ事に。

ヒジキは自分勝手な面はあるものの、三人を助けてくれたり後半には自分の父親が持つ薬草畑を守るために戦ったりと、根はイイ奴なゲストキャラでした。こういう出会いもいいものです。

とほっこりしていたら、次回はついに今まで怪しげな行動を取っていたペンネが裏切り行為に出てしまう様子。

新幹線変形ロボ シンカリオン 第40話

自分達の思いを理解してもらうため、ハヤトはリュウジと共に地下でビャッコと戦います。

これまでの積み重ねの成果を出し切った話とも言えますね。しかし対話への道が見えてきた所へ新たな敵も動き出し、いよいよ終盤といった感じになってきましたね。

ウルトラマンR/B 第15話

グルジオキングに敗北し、またしても兄弟ゲンカをしてしまうカツミとイサミ。しかしアサヒが仲介に入り二人を励ました事で立ち直ります。

アサヒ自身の謎も混ぜつつ二人の絆を強調した話、そして文字通り二人の力を一つに合わせてようやくタイトル通りのウルトラマンルーブ』の誕生と、実に熱い展開でした。ルーブはウルトラマンとしては珍しく金と黒と銀のカラーリングで引き締まった印象のある存在感。黒の配分が多く比較的スッキリしたデザインなのは、やはりオーブオマージュなのでしょうか。

からくりサーカス 第1話

あの藤田和日郎先生の名作漫画がアニメ化しました。スタッフが同じで以前の『うしおととら』と同様、放送話数の関係で原作からある程度カットされる事は明言されていますが、シリーズ構成に藤田先生本人が入っているので大丈夫でしょう。たしかに1話たりとも削りたくない気持ちは理解出来ますが。

最初は主人公である鳴海と勝の出会い、そしてしろがねとの出会いが描かれました。ストーリーを知っていると、鳴海の『持病』や勝が祖父から言われた事が何とも……。

ところで鳴海の声優がうしとらのとら役だった小山力也さんでしろがねの声優がうしとらの白面の者役だった林原めぐみさんなのは、やはりうしとらからの起用なのかもしれませんが、よりにもよってこの組み合わせなのかとちょっと笑ってしまいました。どっちもはまり役ですし、今後の事を考えるとベテランが演じるのも納得がいくのですが。

スーパーヒーロータイム

HUGっと!プリキュア 第35話「命の輝き!さあやはお医者さん?」

さあやが次のドラマの役作り*1のためにみんなと医者の職業体験をする話です。今回さあやがこの職業体験を望んだのは、役作りと言うだけでなく以前に出産の場に立ち会ったというのもあるのでしょう。

また、その職業体験で出会った女の子の母親が帝王切開で出産する事になり、女の子の隠し持っていた悩みを聞くという展開もありました。劇中ではハッキリと「母親が生まれてくる赤ちゃんにかかりきりになるのが嫌だ」と言っていましたが、これは子供が複数人になる家族が必ず抱える問題でもあります。そんな女の子をさあやは優しく諭して姉になる事を祝福していましたが、なかなか難しい問題なので現実としては個別の対応が必要と思われます。

次回は映画の宣伝のため何と過去のプリキュア達が一堂に会するという超豪華な展開! 以前に初代の二人が客演した事がありましたが、まさか他のプリキュアまで客演するとは……!

仮面ライダージオウ 第6話「555・913・2003」

フォーゼ編の後半かつ555編です。全ての行方不明事件に何故か関わっている、姿の変わらない少女。彼女を襲う草加に彼を止めようとする巧。少女の秘密およびアナザーフォーゼの変身者の目的が明らかになった時、ゲイツは全ての始まりである2003年へと向かいます。

「流れ星」という単語で二つのライダーを繋げ、そのシナリオもそれぞれの「星座(誕生日)」と「死んでから蘇る」という設定を組み合わせた展開、更に登場した巧と草加の関係も重ね合わせたストーリーにすっかり引き込まれました。誰もが自分を犠牲にして誰かを救おうとしているのに結局誰も救われない状態、それを打破したのがソウゴとゲイツで、登場人物全員が立てられていたのが本当に良かった。555のストーリーが変わったのもあってか、「嫌いだけど仲間だから助ける」という巧と草加の関係がそのままながら良好だったのもたまりません。草加の絶命シーンのオマージュはシリアスな笑いを感じましたが。

次回はウィザード編ですが、まずはソウゴとゲイツの関係に迫るようです。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第35話「良い人、悪い人、普通の人」

ギャングラーが持つコレクションの力で三人に分裂してしまったコグレを助けるため、ルパンレンジャーが奮闘します。

という事で、前回怪しげな引きをしたコグレがメインかつコミカルな展開に巻き込まれて余韻をぶっ飛ばしました。コグレを演じる温水さんの演技が光る! ただしそれを通じてコグレの心情が垣間見えるという絶妙なストーリーになっており、コグレもルパンレンジャーを利用してはいても決して悪意のみではないとうかがい知れました。このバランスはさすが香村さんといった所でしょうか。

そして巨大戦はルパンマグナムのもう一つの力である巨大ロボの活躍が見られました。その身軽さと自動で動く様、かつ銃(大砲)の姿に変形できる事からジェットマンに登場したテトラボーイを彷彿とさせます。姿こそ違いますが、ルパンコレクションが過去戦隊のアイテムをモチーフにしている事から、ルパンマグナムもまたそれをモチーフにしたとも考えられますね。

ところで今回のゲストにザ・たっちの二人が出演していましたが、劇中のトラブルは『三人』に分裂する事。一人足りないぞ!? ちょっと、ちょっとちょっと!*2

*1:昼間は女子高生、夜は医者というキャラクターらしいです。職業的な点はともかく、さあやは大人びている所はあってもまだ中学生なのに高校生役とは。

*2:もちろん、シーンの切り替えと合成で二人を三人に見せかけていただけです。