星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

2013年のアニメ視聴を振り返る

2013年も終わりという事で、この一年を振り返る記事を書いてみます。

今年も色々見てきましたが、特に『アイドルアニメ』にハマった一年だと感じています。「ぷちます!」「ラブライブ!」「うたの☆プリンスさまっ♪」「プリティーリズム・ レインボーライブ」「アイカツ!」……

ラブライブ!

Twitterのフォロワーに沼に沈められてオススメされて見始めましたが、気がつけばBD付きベストアルバムを買ったり、TVアニメのBDを買ったり、原作者による小説版を買ったりとハマりにハマった作品でした。

それまでほぼ無名だったこの作品がアニメになって爆発的に人気を得たという、アニメの影響力が実によくわかった作品でもあります。

私の推しキャラは『小泉花陽』ですが、その理由が(アニメ初登場時)眼鏡キャラだからだという……はい、眼鏡キャラ好きです。でも眼鏡を外した後の花陽ちんも可愛いですよ。

ドキドキ!プリキュア

プリキュアシリーズの10作目で、これまでとはストーリーの構成を変えて連続性を持たせ、大河ドラマ的な作品に仕立てあげています。

この作品の『剣崎真琴』というキャラがお気に入りですが、それ以上にストーリーに惹かれていきましたね。特に中盤の敵であるレジーナと絆を深めていく展開、それが実を結ぶクリスマス回はプリキュア史上屈指の名シーンだと思っています。

完結まではあと1ヶ月ありますが、ここにきて急展開を見せているので一体どんな結末を迎えるのか気になります。

獣電戦隊キョウリュウジャー

スーパー戦隊シリーズ37作目で、近年では一番のお気に入りの作品です。戦隊に革新をもたらそうとして上手くいかなかった前年度のゴーバスターズとは違い、これまでの戦隊らしさを引き継いで子供向けとして突っ走っているのが毎週見ていて楽しいですね。

三条陸さんが一貫して脚本書いてあることもあり、話ごとに雰囲気がガラッと変わることもないのも評価を高くしています。もし最後まで書き切ったら、井上敏樹さんによる仮面ライダー555に次ぐ偉業の達成ですよ。

銀河機攻隊マジェスティックプリンス

2013年4月期に3本始まった、深夜帯ロボットアニメのうちの一つでした。

バリバリにSFな設定があり、キャラクターの背景にも重いものがあるにもかかわらず、キャラクターそのものは明るい振る舞いで重さを感じさせないという絶妙なバランスが、2クールという(近年の深夜帯では)長い話を支えていたと思っています。

翠星のガルガンティア

マジェプリと同時期に始まったロボットアニメ……ですが、個人的には『SFアニメ』のカテゴリに入ります。

ロボットこそ出てきますが、中盤までは異文化交流アニメとして物語が進み、終盤に入ってからは主人公の戦う意義を問われる重大な事実が判明してSFとして動いていました。

キャラクターデザインやシリーズ構成に目が向きがちでしたが、それらを抜きにしても十分に面白かったと言える作品です。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。

私が大好きな作品のアニメ化第2期です。

1クール+αということで大胆にストーリーを圧縮したために出来が荒かったですが、それでも黒猫ルートでの黒猫が死ぬほど可愛かったので私は非常に満足しております。

原作・アニメでのあの『全てのヒロインの行為を蹴って妹である桐乃を選んだ京介』『しかもそれは自分達が卒業するまでの間だけ』という結末には色々言われていますが、私は彼の行動に納得がいっているので否定的な意見はありません。

それに、結局桐乃と元の兄妹関係に戻ったという事は、一度振って一度振られた黒猫にもまだチャンスがあるということ! もう描かれないであろう「その後」は明るいものだと信じています。

余談ですが、同作者による新作『エロマンガ先生』が好評発売中ですよ!

ダンボール戦機WARS

今まで気になってはいたものの、きっかけを失って見ていなかったダンボール戦機を見始めたのも今年からです。

ダンボール戦機は、手のひらサイズのロボットが縦横無尽に駆け回ってバトルを繰り広げる中、ぶっ飛んだストーリーで世界の危機が訪れるというホビーアニメらしいホビーアニメです。

しかし今期のWARSはタイトル通り「戦争」が重要なテーマであり、個人的にはガンダム以上にリアルな「戦争」を描いていたのではないか*1と感じました。特に終盤の重苦しい展開は、戦争の悲惨さを子供向けながらも真正面から描いていたのではないでしょうか。

ウルトラマンギンガ

(『新ウルトラマン列伝』枠での放送とはいえ)久しぶりのウルトラマンのTVシリーズでした。

これまでのウルトラマンとは異なり、防衛隊は存在せず主人公やその周囲の人々が高校生や教師、身内だけということもあってかなり趣が異なっていましたが、『青春物語としてのウルトラマン』という新たな物語は見事に心を掴んでくれました。

また、ウルトラマンと言えばソフビ人形ですが、それを利用してウルトラマンだけでなく怪獣にも変身できるという設定は物語の短さ(計1クール分)を感じさせないボリュームを作ってくれていました。

これを期に再びウルトラマンがTVでバリバリ活躍してくれると嬉しいですね。

ガンダムビルドファイターズ

ガンダムシリーズの最新作であり、異色作である『ガンプラをメインに据えたアニメ』です。

ダンボール戦機とは逆のアプローチで「あくまで玩具・ゲームだからこそみんな本気で戦う」というテーマの下、明るく楽しくガンプラで戦う様子を描いているのがツボにはまりました。こういうガンダムが見たかったんですよ!

設定にはいくらでも重く出来る要素がありながらも、マジェプリ同様キャラが明るく振る舞うために重くなりすぎないのもいいですね。

アイカツ

Twitterのフォロワーから薦められて2期から見始め、バンダイチャンネルで1期も見始めたら、ドハマリしてしまった最終兵器です。

これまで幾つもアイドルアニメを見てきましたが、最も対象年齢が低いためか、基本的に人間や舞台設定の『負の側面』が描かれることは少なく、徹底的にタイトル通り「アイドルのキラキラして輝いている活動」を描いています。

時に「アイドルが何でそんな事をするの!?」と思うようなとんでもない行動に出たりするのも、またこの作品の魅力です。初見で一体誰がモミの木を斧で伐採するアイドルの姿を想像出来ると言うんだ。

私が一番好きなアイドルは、「ユリカ様」こと「藤堂ユリカ」です。アイドルとしては吸血鬼キャラを演じて高飛車な姿を見せていますが、本来は大人しくて優しい子というのを見せられたら、そりゃあ好きになりますよ。

総括

アイドルアニメを数多く見た一年でもありますが、個人的にはサンライズ製作のアニメをまた多く見るようになった』という点も大きかったなと思っています。

かつてはオリジナルのロボットアニメを中心に作っていたサンライズですが、昨今は時流の変化と共にロボットアニメ以外を数多く作るようになりました。

そうなると他の製作会社と大差なくなってしまったので離れていたのですが、まさかその「ロボットアニメ以外の作品」をアレコレ見るようになるとは、まったく予想できませんでした。

しかし、サンライズは4月の『革命機ヴァルヴレイヴ』や来年1月から放送の『バディ・コンプレックス』等、またオリジナルのロボットアニメを作るようになってきました。その事を私は大変嬉しく思っています。

来年はどんなアニメが私の心を掴むのか。ロボットアニメか、アイドルアニメか、はたまた全く別のジャンルか。期待は膨らむばかりです。

*1:というか、ガンダムはそんなにリアルな「戦争」じゃないんですけどね