ローグライクの道程を辿ってみる その1「Rogue Clone」
Rogueは「ローグライク」という言葉が出来るほどにそのゲーム性を真似た作品が数多く作られています。その中で『Rogue』というタイトルを使った作品もまた数多く存在していますが、特殊とも言える作品が『Rogue Clone』になります。
Rogue Cloneの流れ
そもそもRogueはオリジナルのソースコードが長い間非公開の状態であり*1、バージョン5.3の公開後、商用作品としてパソコン*2と一緒に売り出されます。
そんな中でRogueのゲームシステムを真似て作られたのが『Rogue Clone』になります。実際に公開されているソースコードを比較すれば一目瞭然ですが、Rogue Cloneは元のRogueを改造して作られたものではなく、スクラッチで作られています。しかし、ゲーム性は元のRogueと大差無く作られていました。
このRogue Cloneはその後すぐにRogue Clone IIという改良版が公開され、日本ではこのIIを日本語化したものが主に遊ばれています*3。このRogue Clone IIはその後BSDというOSに取り入れられて公開されるまでに至りました。
その後Rogue CloneはIIIも公開され、更に別の作者によるIVも作られました。
日本のRogue Clone
日本では上述したようにRogue Clone IIを日本語化したものがメインです。ただしこれにも派生作品が存在します。それが『データ分離型 Rogue Clone II』です。
データ分離型は名前の如くゲーム中に表示されるメッセージが実行ファイルとは別のファイルになっており*4、このファイルを編集する事でゲーム内のメッセージを変えられます。ネット上で調べてみると、このメッセージの中身をLeaf*5のゲーム作品のキャラやセリフに置き換えたものなどが存在するようです。
Rogue / Rogue Clone 一覧
Rogue Clone
参考リンク
『Y.Oz Box』内『Rogue - 新版について』 - http://yozvox.web.fc2.com/HistoryOfRogue.txt
Roguelike Restoration Project - Roguelike Restoration Project