星と猫の数学

ローグライクとストラテジーとマイナー志向で黒猫なでなでしたい

十行小説 「賢者モード」

「ふう……」
 目の前の惨状を見て俺は思わず溜息を漏らした。またやってしまった。今日はこれで三度目だ。
 視界に入っているのは、キーボードに飛散した白濁の液体となだらかな曲線で形作られた裸体の女性が映っているディスプレイ。ディスプレイにも液体がかかっている。
 まずはこの状態をどうにかしなければならない。放置すれば鼻を突く悪臭が発生し、このパソコンを使う度にげんなりする羽目になる。
「わかっていても画像を開く癖、いい加減直さないとな」
 俺はキーボードに飛び散った牛乳をティッシュで拭きながら、間抜けなヤギの顔をコラージュされた女性が映っているディスプレイをにらんだ。そしてまた吹いた。

お題

「迸る劣情」

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