星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

【アニメピックアップ】機動戦士ガンダムZZ 第3話「エンドラの騎士」

HGUC 1/144 MSZ-010 ダブルゼータガンダム (機動戦士ガンダムZZ)

HGUC 1/144 MSZ-010 ダブルゼータガンダム (機動戦士ガンダムZZ)

あらすじ

コロニー『シャングリラ』にアクシズの戦艦『エンドラ』が入港した。その前にはグリプス戦役で疲弊したエゥーゴの戦艦『アーガマ』が入港しており、鉢合わせを裂けるためにアーガマはコロニー内部に入り込む。

同じ頃、ジャンク屋の『ジュドー・アーシタ』は前回たまたま搭乗した『Zガンダム』を再び盗むためにアーガマに潜入するが、アクシズの『マシュマー・セロ』が『ガルスJ』でアーガマを襲撃してきたためにジュドーZガンダムに乗り込んでガルスJに立ち向かう。しかしモビルスーツの操縦経験がほとんど無いジュドーはうまくZガンダムを操縦出来ず、悪戦苦闘する。一方のマシュマーはその奇妙な行動を深読みして相当の手練れあるいはニュータイプと考えてしまい、更に騎士としてのプライドから同等の条件で戦おうとする。

概要

最近再びガンプラ熱が上がり、その影響で昭和ガンダムが見たくなったのでZZをピックアップして今視聴中です。

ガンダムZZの特徴といえば、ガンダムシリーズの中でも屈指のコミカルな展開が挙げられると思います。後半はさすがにシリアスに寄っていきましたが、この頃はとにかく主要キャラがコミカルに動いてくれます。特に第3話からはハマーンに心酔し『騎士』を自称するマシュマーが搭乗し、ジュドーと激闘を繰り広げます……が、前述の通り、マシュマーもコミカル。

ハマーンへの思いが強すぎて妄想や回想しては顔を緩ませたり、ジュドーの乗るZガンダムとの戦いではZがビームサーベルを使わない(使えない)と知るや自分もビームサーベルを封印して戦ったり、ファを口説いたり、ジュドー達に翻弄されて危うくガルスJを強奪されそうになったり、序盤のライバルとしてはどこか抜けたところがあります。でも結構いいキャラしてる。

見所

ZZガンダムはまだその影すら出て来ないので必然的に前作の主役機であるZガンダムが序盤のメインとなっているのですが、Zが初めて登場した頃には前作の主人公であるカミーユも操縦技術が向上してカッコよく立ち回っていたのに対し、今作ではまだ素人のジュドーが操縦するものだから、トンチンカンな動きばかりしています。

コクピットハッチは開きっぱなしだったり、歩かせようと思ってもすっ転んだり何故か変形しちゃったり、武器さえほとんどまともに使えず3話時点で唯一使ったのがビームサーベルだけだったりと、ZZという作品の雰囲気に飲まれたように残念な活躍が目立ちます。だがそれがいい

余談

そういえば、ZZもジュドー達がよく「これだから大人は!」と言っていて、『子供』という立場から見た戦争が描かれている気がします。

現在放送中の鉄血のオルフェンズも子供と大人の対立がありますが、作品の雰囲気は全く違います。ZZくらいがもしかしたら自分にとってはちょうどいいかもしれません。とはいえ後半のシリアスさがどこまでOKかはまだわかりませんが。