星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

【特撮ピックアップ】仮面ライダーZO

あらすじ

青年『麻生勝』は何処ともしれない場所で謎の声を聞き、目を覚ます。その声は「宏を守れ」と願い、勝は宏の元へと向かう。その一方で街に突如異形の怪物『ドラス』が現れ、宏を襲ってきた。

逃げる宏の前に現れたのは、バッタに酷似した姿を持つ謎の戦士。それこそが、勝の変身した『仮面ライダーZO』だった!

概要

仮面ライダーがテレビで新作を作成していない頃に作られた映画作品です。元はオリジナルビデオ『真・仮面ライダー 序章』の好調な売れ行きを受けて、真・仮面ライダーの続編を映画化しようという話が出てきたものの、結局は完全新作として作られたという経緯があったそうです。

そのためなのか、デザインはどことなく仮面ライダーシン*1が装甲を纏ったような姿にも見えます。どちらも1号と同じくバッタモチーフですしね。

真・仮面ライダーは『序章』と付いているように物語の始まりしか描かれていませんが、ZOは単体でキッチリ全ての要素を回収して終わります。何故勝が仮面ライダーになったのか、勝に語りかけた謎の声の正体は何なのか、ドラスが宏を狙った理由は等、いずれも劇中でしっかり判明しています。

見所

約50分という短い時間の中で話を進めていたため、ストーリーのテンポは早めです。しかし随所に挿入された戦闘シーンはテレビシリーズに負けない迫力*2や、他では見られないものがあったりします。特にクモ女との戦闘シーンは特撮では珍しいストップモーションを利用していますが、これはクモ女の造形が着ぐるみでのアクション向けではないからですね。その分、CGもまだ高価な時代に派手なアクションを作っています。

そして、客演した俳優陣が特撮的に豪華! 重要キャラである望月博士は歌手であり様々なアニソンや特撮ソングを歌ったささきいさおさんですし、宏の通う武道道場の人達はギャバンやデンジブルー等を演じた大葉健二さん、シャイダーのパートナーであるアニー役を演じた森永奈緒美さん、ウインスペクターのファイヤーこと香川竜馬を演じた山下優さん、エクシードラフトのドラフトキースを演じた榊原伊織さんといった面々になっています。ZOがいなくてもドラスに勝てそうな面々だ。

*1:真・仮面ライダーの主役ライダー。劇中では『改造兵士レベル3』としか呼ばれておらず、テロップで『MASKED RIDER』と記載されていたくらい。

*2:といっても戦闘員がいたり複数人ライダーがいたりするわけではないので、ほぼタイマンなので豪華さでは近年の作品に劣ります。