Sambaによるファイルサーバ設定
前回サーバの設定を行いましたので、今回は少しだけ発展させてファイルサーバ化してみます。
Sambaのインストール
Sambaとはキョウリュウジャーの変身時に踊るダンスWindowsネットワークを用いてファイルサーバ等の機能を備えたソフトです。
- 端末から以下のコマンドを入力してSambaをインストールする
- サーバのインストール時にSambaを導入していた場合は不要
sudo apt-get install samba
共有するディレクトリの設定
- 以下のコマンドを入力して共有するディレクトリを作成する
- ディレクトリを置く場所はどこでもいいが、ここではホームディレクトリ直下に作成する
mkdir share_dir sudo chown nobody:nogroup share_dir/ sudo chmod 777 share_dir/
Sambaの設定
- 以下のコマンドを入力してSambaの設定ファイルを開く
sudo nano /etc/samba/smb.conf
- [global]タグの下に設定を記述する
- workgroupには、Windowsのワークグループと同じ名前を指定する(デフォルトは「WORKGROUP」)
workgroup = WORKGROUP dos charset = CP932 unix charset = UTF-8 map to guest = Bad User wide links = yes unix extensions = no
- ファイルの末尾に以下の設定を記述する
- []で囲まれたタグは自由に名前を設定できるが、「global」「homes」「printers」は不可
- <ユーザ名>には現在ログインしているユーザの名称を入れる
[share] path /home/<ユーザ名>/share_dir writeable = yes force create mode = 0666 force directory mode = 777 guest ok = yes guest only = yes
- 設定ファイルを保存し、端末に戻って以下のコマンドを入力してSambaを再起動する
sudo /etc/init.d/smbd restart
Windows側からアクセスする
- 「Win+R」キーで「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「\\<サーバのホスト名>」もしくは「\\<サーバのIPアドレス>」と入力する
- エクスプローラが開き、上記設定ファイルのタグ名と同じ名前のフォルダが存在する事を確認する(上の場合は「share」フォルダ)
設定完了
これでひとまずファイルサーバとして動かす事が出来ました。他にパスワード認証や共有フォルダのアクセス制限などやるべき事はありますが、それはまたの機会に。
ToDo
ファイルサーバのセキュリティの強化
参考資料
Samba でファイルサーバー構築 | 自宅サーバー Debian/Ubuntu
サーバ構築の実例がわかる Samba[実践]入門 (Software Design Plus)
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