星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

宇宙よりも遠い場所 第9話「南極恋物語(ブリザード編)」

とある男性隊員が隊長の事が好きとキマリ達に打ち明け、それを配信動画のネタにしようとする四人。その中で報瀬と隊長の仲について描かれました。……とはいえ、互いに不器用で関係が改善されたというほどではない感じでしたね。元々報瀬自身も割り切ってるみたいですし。

そしてついに船が氷を砕いて進み、南極へ辿り着きました。まだ陸地ではありませんが、それでもとうとう南極の氷を踏みしめた四人。序盤で散々宣言していた「ざまあみろ!」が南極に響き渡るシーンは念願という事もあって非常に印象的でした。親への想いよりもそちらが先に言葉として出てくるのは、前述の通り割り切っているからなのでしょうね。

アイドルタイムプリパラ 第47話「パックでパニック!大暴れ!」

時計塔を食べて巨大化したパックが暴走し、再びファララとガァララがライブを行う事で止まりはしたものの、パックの望みは「ガァララと二人『だけ』で一緒にいる」事。ゆい達の説得も聞かないどころか、ゆいのあまりにも多すぎる夢を食べきれなかったトラウマも相まって結局再び暴走、更に元凶と見なしたゆいを食べようとしてそれをかばったらぁらを食べてしまいます。

パックがあまりにも身勝手すぎてゆいどころかガァララの夢にすら反し、らぁらの歌に込めた必死の想いと反発しあった結果、らぁらごと氷漬け状態になってしまう事態に。これまでのプリパラのラスボスでもここまで身勝手なキャラはいなかった*1ので、現実であればまず放置されたり徹底的に嫌われたりするタイプです。しかしゆいやらぁら達は「みんなが幸せになれる」「みんな友達、みんなアイドル」という信条(夢)を持つためにそんな身勝手すら受け入れようとする。だからこそ平和的にいろんな人達を救ってきたと言えるでしょう。ある意味女児向け作品としては最も理想の形を体現しています。

そんならぁらが、奇しくも1期のファルル同様眠りに就いてしまい、次回は彼女のために仲間達が奮闘するようです。まさにプリパラの総決算!

*1:強いて言えばひびきが己が野望のためにプリパラを支配した事はありましたが多少の圧政になった程度でしたし、システムが崩壊した時は危うく自分自身が消滅しかけるという報いも受けていました。

スーパーヒーロータイム

HUGっと!プリキュア 第4話「輝け!プリキュアスカウト大作戦!」

新たなプリキュアに前回わずかながら交流したほまれをと意気込むはな。ふとした事から彼女のスポーツ万能ぶりを目の当たりにし、更に過去にはフィギュアスケートをやっていたもののケガで長期休養状態である事を知りました。

ほまれの挫折やトラウマが今回と次回のテーマですが、そんな彼女の意識を変えるのが、キュアエールことはなというわけですね。次回、どうやってほまれが挫折から再び立ち上がるのか気になります。

しかし三人の立ち位置が上手く出来ている。夢はあるものの未熟であり、しかし他者を元気づける才能のあるはな。知識が豊富で他人のために動く故に夢を持たなかったさあや。才能はあるが挫折を味わい夢を失ったほまれ。作品のテーマは『未来(≒夢)』で、それに合致した3パターンのキャラが動かしていく。

……しかし、初期メンバー集めに時間がかかってる関係で、まだ『職業体験』が全然描かれていない。

仮面ライダービルド 第24話「ローグと呼ばれた男」

幻徳がローグになった経緯が明らかになったり、グリスが正式に仲間入りしたりという展開から、再びローグと激突です。

幻徳は「復讐はとうに捨て、今は力でこの国を再び一つにまとめるために戦っている」と語っていましたが、どう考えても自分がその頂点に立ちたいだけですね。そしてビルドに言った事とほぼ同じ事を幻徳にも言っていたスタークが全方位に煽ってきてるのが嫌らしい。そしていつになったらハザードフォームは制御可能になるのか。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第3話「絶対に取り戻す」

一刻も早く恋人を取り戻したい故に焦ってパトレンのVSチェンジャーを即刻盗もうとする透真と、まだ未熟さが残っていて足を引っ張ってしまい落ち込む咲也にスポットライトが当たった話でした。

話の厚みでは透真(ルパレン)の方に分がありますが、色んな意味で一昔前の戦隊的な雰囲気も持つ*1パトレンは余計な感情を抜きにして見ていられる安心感がありますね。ある意味平成的な戦隊と昭和的な戦隊の組み合わせ。

*1:重い過去を持たない、あえて個々人の人生に焦点を合わせない、終始事件を解決する様を描く等。

新幹線変形ロボ シンカリオン 第8話

今回はシンカリオン同士の合体システム『リンク合体』の登場です。その訓練をする三人ですが失敗続きで、責任感の強いハヤトは自分の責任だと思い詰めます。そんな彼の心情を理解しようとシャショットがハヤトの家に居候しようとするも空回りし、逆に二人の仲に亀裂が生じてしまう事に。しかもそれが原因でE5が動作不良に陥るというピンチを招きます。

リンク合体そのものはハヤト達運転士の技量によるものですが、本筋はハヤトとシャショットとの絆でした。不和がそのまま戦闘能力に影響するというも王道パターンですね。

宇宙よりも遠い場所 第8話「吠えて、狂って、絶叫して」

いよいよ出航です。船の中での作業や生活が描かれていますが、運動や食事についてはかなりキッチリと時間が決まってますし、最大の敵は何といっても船酔い。何日も船上で過ごすので酔い止めが切れる事を体感してしまったり、南極に近づけば近づくほど海流が激しくなるので揺れも激しくなるという*1、南極に着く前から酷くなっていく環境。

しかしそんな状況も、終わって振り返れば「楽しかった」と言えるはず、とポジティブなキマリ。確かに人の手による過酷さではないですし、きっとこれもいい思い出になるのでしょうね。毎度の事ですが、一般にはまず体験出来ないような事なのにしっかり青春物語になっていて凄い。

*1:劇中で説明されてましたが、南極周りは海流を遮る大陸がないために緩やかにならないとの事。