星と猫の数学

ローグライクとストラテジーとマイナー志向で黒猫なでなでしたい

【アニメピックアップ】 おねがい☆ティーチャー

あらすじ

主人公『草薙圭』は精神的にダウンになると仮死状態になってしまう病気『停滞』を持っている。それにより三年間眠り続けていたため、高校一年生ながら実年齢は十八歳となっていた。

ある夏の日、圭は湖のほとりで一人の女性が突然現れる瞬間を目撃してしまう。しかもその翌日、その女性『風見みずほ』が自分のクラスの新任教師として現れ、その上みずほは自分が居候している家の隣のマンションに越してきたという。

圭はその引越しの手伝いをしていた時、彼女が現れた瞬間を目撃してしまった事によりみずほに問い詰められ、更にみずほが宇宙人である事を知ってしまう。

更にそこから発生したドタバタによりみずほは生徒である圭と関係を持っていると疑われ、教師を辞職する直前まで陥る。とっさの機転で圭は「みずほとは夫婦である」とし、みずほをかばう。

それにより圭とみずほの夫婦生活が始まり、停まっていた圭の時間が動き出し、加速していく事になる。

概要

2002年に放送されたアニメです。ジャンルはラブコメで、衛星放送であるWOWOWのノンスクランブル枠*1で放送していたためか、かなりきわどいシーンや性行為を示唆するシーンも含まれていました*2

ブコメなので主人公の圭とみずほの恋愛模様が中心であり、周囲の人物から大小様々な影響を受けつつ仲を深めていく、といった内容です。

しかし二人は中盤辺りから両思いだというのを認識しているので、昨今よく見られる「鈍感な主人公にヒロインが一方的に好意を寄せる」「男一人に多数のヒロインがいるハーレム状態」といった作品とは一線を画しています*3

圭もみずほも一途なので、二人がお互いの気持ちを確かめあったりすれ違ったりするような話がほとんどです。なので圭にうらやましいと思う事はあっても、(鈍感すぎて気持ちに気付かないという事で)イライラさせられるような事はありません。

また登場人物はみんな外面も性格も特徴的で、その上みんな何かしらの形で物語に深く絡んでくるので印象の薄いキャラというのが存在しません(とはいえ約一名は最終的に相手となるキャラがいなかったためかやや印象が薄い)。

見所

このラブコメの障害として存在するのが、圭の抱える『停滞』です。著しく落ち込んだり辛い思いをしたりすると仮死状態になるというもので、このせいで当初の圭はふさぎ込み諦め気味でした。そこへみずほが現れた事で圭に「『停滞』したくない」という思いが生まれ、前に進もうとするという成長劇も展開されます。

そして当のみずほは、大人の女性として振舞うものの感情的になる事も少なくなく、子供っぽい面が多々見受けられます。そのため美人でありながら可愛い印象を受けるキャラになっています。特に7話の圭とのキスシーン前後は必見。

余談

同じWOWOWノンスクランブル枠で放送された2003年のアニメ『おねがい☆ツインズ』は二年後の同じ町を舞台にした作品で、今作に登場したキャラも多数登場しています……が、同じキャラでも性格がコミカル方面に変わっているため、かなり印象が異なる(下手をすればキャラ崩壊レベル)事に。

とはいえこちらも良作のラブコメとなっているのでオススメです*4

余談その2

同じ黒田洋介さんが脚本を担当したアニメ『スクライド』の漫画版には、脚本つながりという事でこの『おねがい☆ティーチャー』ネタが幾つか紛れ込んでいます。もちろん今作とは何も繋がりはあってたまるかありません。

*1:本来有料であるWOWOWは契約しなければ視聴できないが、ノンスクランブル枠のみ契約無しで無料で見られる事が出来た。

*2:まあ、最近の地上波深夜アニメもいわゆる『謎の光』等で隠しつつきわどいシーンを作っていたりしますが。

*3:とはいえ圭はみずほも含め計三人から好意を寄せられますが。もっとも、そのうち一人には紆余曲折あったものの振っていますし、もう一人はみずほの妹(しかもシスコン)なので当の本人もみずほから略奪しようとは思っていないので、ハーレム状態にはなっていません。

*4:ただし本筋には宇宙人や『停滞』といったSF要素はありません。せいぜいみずほが唐突に現れたりする等のシーンや、みずほの宇宙船の情報端末であるまりえが目撃される等で設定が残っている程度。