星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

十行小説「パンツ見せて」

「別に良いけど?」
「違っがーーーーーう!! そうじゃない! 「パンツ見せて」と言われたら、取るべき行動は二つ! 汚物を見るような眼でこちらを見て思いきり罵倒するか、恥じらって戸惑いつつおずおずと本当にパンツを見せるか、そのどちらかだ!」
「どっちもないわー。あたしは人を罵倒して喜ぶドSじゃないし、パンツごときで恥ずかしがるようなウブじゃないし」
「そういいながらパンツ見せるな、風情がない! だいたいなんでお前ステテコ履いてんだよ! 色気もへったくれもないだろ!」
「だって寒いし。凄いんだぜ、ステテコ。防寒効果バツグン」
「まったくもーーーーー!!」

お題

無し