星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

ウルトラマンジード 第14話「シャドーの影」

今回はゼナを始めとしたシャドー星人をフィーチャーした話です。かつてウルトラセブンの時代には地球侵略を企んでいた彼らですが、ゼナはAIBとして活躍しています。

そして今回はもう一人のシャドー星人クルトが登場するのですが……やはり陰謀を巡らせていました。つまりはゼナはシャドー星人の中でも異端の存在だという事ですね。しかしクルトもモアを欺きはしたものの、どうも邪悪な野望を抱いてというよりはシャドー星人の誇りを抱いての行動というようにも見えます。果たしてシャドー星人は何をしようとしているのか。

とか思っていたら、ラストでモアがジードの戦いで生じた時空の穴に吸い込まれる緊急事態が発生。急激にモアのヒロイン度が高まっているだと。

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 第1話「人を殺すことができる国 -Jungle's Rule-」

電撃文庫の代表作が一つ『キノの旅』の2回目のアニメ化です。自分は読んだ事がないし1回目のアニメも見ていなかったので、この作品に触れるのはこれが初めてになります。とうの昔に完結してるのかと思ったら、まだ続いていて驚いたのは内緒。

毎回タイトル通りの国を訪れるようですが、1話目から殺伐としてる……と思いきや、奇妙なほどに国の中の雰囲気は普通。店のカウンター奥には猟銃が置いてあったり、老婦人のバッグの中に拳銃が忍ばせてあったりするものの、それ以外は本当にのどかな雰囲気。どういう事かと思ったら――なるほど。

「人を殺す事が法的に禁じられていない」は「人を殺しても許される」ではない。故に殺人を犯した者、殺人を犯そうとする(した)者は、住人達から「殺される」。その形でこの国は平穏無事なのですね。ネガティブに考えるとそんな平穏は絶対に出来ないのですが、おそらく住人達の信頼が非常に深く強いのでしょう(ここもネガティブに考えると、互いに監視しあっているというどす黒さが平穏に見えているだけかもしれませんが)。現実だとこうはいかない。

ドリフェス!R 第1話「本当のアイドル!!!!!」

男子版アイカツドリフェスの2期のテレビ放送が始まりました。ネットでは先行配信されていますね。1期からの続きで、これまでに登場したアイドルはもちろん新キャラ(新ユニット)も登場します。

さて本編はというと、純哉が新しく番組のレギュラーを得たものの緊張と馴れ合いから失敗してしまい、DearDreamのメンバーと共に改めて『本当のアイドル』を目指そうと決意する話でした。「デビューしたからといって『アイドル』になれるわけではない」と劇中で言っていた通り、あくまでスタートラインに立って走り始めたばかり。そんな彼らが「サイコーを超えたその先」に向かって奮闘する様がこれから楽しみですね。

しかし先輩で大御所のアイドルユニット『三貴子』、やっぱり(声的に)濃い……! 森川智之さんと立木文彦さんと緑川光さんという、個性的なベテラン声優が揃ってるというのが恐ろしい*1

*1:最近はスマホゲーで芸歴問わず多数の声優が起用される事が多いので、ベテランが多数出演している作品という括りでは珍しくないですが。

妖怪人間ベム 第1話「恐怖の貨物列車」/俺たちゃ妖怪人間 第1話

妖怪人間ベム』の1作目の放送から50年という事で、1作目の再放送と併せて新作短編ギャグアニメが作られました。1作目の再放送は放送禁止用語がピー音で消されてたのが残念。

1作目の方は全話放送するかわかりませんが、1回目は第1話を放送しました。この作品は醜い妖怪人間の方が正義の心を持ち、逆に人間の方が悪事を働くという、当時にしても今にしても面白い作風となっています。鬼太郎みたいに敵対する妖怪がいるわけではないので、純粋に人間の(心の)醜さがハッキリ描かれており、色々と考えさせられますね。それと同時にヒーロー活劇とも言える(設定が設定なのでダークヒーロー的)ので、そういうのが好きな自分にとってツボにしっかりハマります。

そして新作短編アニメですが、ベム達が歌舞伎町歌魔羅町に住み着いて人間になろうと(社会勉強的な意味で)奮闘するといった内容です……が、製作が鷹の爪のDLEなのでブラックジョーク的なものになっています。

初回は「借金を背負ったホストを手伝うベロがたちまちNo.1ホストとなるも増長してしまう」という展開であり、1作目とのギャップが酷い。とはいえその増長したベロをベムがたしなめる形で「正義とは何か」を描いていたので、テーマそのものは1作目と(一応)変わっていませんね。

しかしこの短編アニメ、ベム役の杉田智和さんはともかく、よくベラ役に倉科カナさん、ベロ役に須賀健太さんを起用出来ましたね……。どちらも結構なキャリアを積んだ俳優なので驚きです。

魔法陣グルグル 第13話「伝説!イエタ村!」

今回はイエタ村での小休止、そして次なる目的地アラハビカへと向かいます。アラハビカ編は非常に重要な話なのでこれからが楽しみ。

さてアラハビカと言えば不思議な店が多数。魔物の仮装をしていなければ幻惑を見せられ意味不明、仮装をしていればまともに対応してくれるものの中にはやっぱり意味不明な店があったりします。特に看板に『\おっぱい/』と書かれた店は、入ろうとしたら謎の巨乳美女が妙な踊りを見せるという、困惑する以外に選択肢の無いパフォーマンスを見せてきます。一体何なんだ……。でも実はこれアラハビカ編のラストで重大な意味があったり。