星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

【アニメピックアップ】マジンガーZ 第1話「驚異のロボット誕生」/第2話「ストップ ザ あしゅら軍団」

あらすじ

第1話「驚異のロボット誕生」

バードス島に拠点を構えるマッドサイエンティスト『Dr.ヘル』が、ついに機械獣軍団を完成させた。ヘルはかねてよりの目標であった世界征服を実行に移すため、その目的の邪魔になるであろう『兜博士』の抹殺命令を部下である『あしゅら男爵』に命じた。

兜博士はあしゅら男爵によって爆殺されそうになり、すんでの所で別荘の地下室に駆け込むも別荘が崩れた事で瀕死となる。電話を受けて駆けつけた孫の『兜甲児』が兜博士から巨大ロボット『マジンガーZ』とそのコクピットとなる小型マシン『ホバーパイルダー』を受け継いだ直後、兜博士は息を引き取る。

ろくな説明も受けられないままホバーパイルダーに乗り込んだ甲児は、悪戦苦闘しながら何とかマジンガーZと合体するも、マジンガーZの操縦がままならずに半ば暴走させてしまう。

第2話「ストップ ザ あしゅら軍団」

ついに機械獣軍団が侵攻を開始した。目的は光子力研究所。

一方、マジンガーZの操縦に苦労する甲児は、駆けつけてきた『アフロダイA』のパイロット『弓さやか』から操縦法を学び、彼女に導かれて何とか光子力研究所に辿り着く。そこで弓教授達と共に兜博士の遺書からDr.ヘルの野望と博士の遺志を知り、機械獣軍団と戦う決意を固める。

ついに機械獣と対峙するマジンガーだが、まだまだ未熟な甲児は一方的に攻撃を受けてしまう。重傷を負って意識がもうろうとする中、兜博士の言葉を思い出した甲児は一念発起し、再び起ち上がって反攻に転じる。そしてマジンガーは数々の武器を駆使してついに機械獣を撃破した。

概要

全てのスーパーロボットアニメの始祖、それが『マジンガーZ』です*1

最初はろくに操縦が出来ず真っ直ぐ歩くのにも苦労しますし、ようやく機械獣と対峙しても相手の攻撃を上手く回避出来ずに一方的にやられるシーンもあるという、マジンガーZ(ひいてはスーパーロボット)が無敵のロボットであるという印象を持っているとかなり衝撃的な出だしですね。とはいえこういう描き方はリアリティがあり、また甲児が元々は一般人であるという親近感もわいてきます。

見所

1話と2話を合わせて前後編となっており、本格的なマジンガーの活躍は2話の終盤となっています。それも前述の通り最初は一方的にやられますが、途中から一転しての構成となると縦横無尽の大活躍! 代名詞でもあるロケットパンチや光子力ビーム、ルストハリケーンを駆使して薙ぎ倒す様は爽快感があります。

あとスーパーロボット大戦をプレイしているとブレストファイヤーが必殺技の立ち位置だと思う事も多い(というか自分も一昔前まではそう思っていた)のですが、2話での決まり手は光子力ビームとルストハリケーンとなっており、ブレストファイヤーは未登場でした。まだ原初だからかそういう概念は希薄だったのかもしれませんが、逆に言えばどの武器も必殺技であるとも取れますね*2

*1:『ロボットが活躍するアニメ』という意味では厳密には『鉄腕アトム』が最初になり、『巨大ロボットが活躍するアニメ』という意味では『鉄人28号』が最初になります。マジンガーZは大半のスーパーロボットアニメの形である『搭乗型巨大ロボットが活躍するアニメ』としての原初となります。

*2:実際、後年のリメイク作品である『真マジンガー 衝撃!Z編』では最大出力の光子力ビームはまさに『必殺技』と言えるほどの大迫力を見せつけています。