星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

アイカツスターズ! 第51話「パーフェクトアイドル エルザ」

アイカツスターズ第2期の開始です。S4になったゆめ達と、突如現れた豪華客船型のアイドル学校『ヴィーナスアーク』のアイドル達が織りなすアイドル活動が描かれます。

第2期の初っぱな故に色々と新要素を紹介していましたが、ゆめのブランド『ベリーパルフェ』の発表やヴィーナスアークとの邂逅といった事が描かれる中、ゆずを捕獲するリリィの兵器がどう見てもアトミックバズーカ*1だったり、あこがミューズ(ブランドをアピールするアイドル)となるはずだったのにそれをヴィーナスアークのアイドルに奪われて前期同様顔芸並みに怒りを燃やしたり、OPや次回予告にわずかですが小春が映ったり、もう色々と楽しめましたしワクワクしてきました。

特に今期から登場したライバルキャラ(となるであろう)『エルザ・フォルテ』は『パーフェクトアイドル』を自称し、(往年のドラマっぽく雷鳴の中)ゆめをスカウトしにきたと宣言した様が強烈でした。声優はあの日笠陽子さんで、華麗で毅然としたキャラが本当によく似合う。アイカツなので声優が歌うことがないのが残念(もちろん、歌唱パートが悪いという事はありません)。

*1:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する『ガンダム試作2号機』の兵器。その名の通り小型核弾頭を発射するバズーカ砲。ご丁寧にもリリィは試作2号機の盾まで用意していた上、発射後の反動をしっかりと両足で支えていた。

ラブ米 第1話「新米生徒は粒ぞろい?」

米の擬人化アニメです。メインキャラの大半が男性キャラなので一応女性向けなのでしょうか。

トーリーは主人公達の学校が入学早々廃校の危機であり、それを阻止するために自分達の美味しさを伝えるアイドルグループ『ラブライス』を結成する、といったものです。ラブライブ』でもないし、μ'sのお米大好きかよちんの事でもない。

米食推進のために作られたそうですが、それを示すかのようにアニメ終了時には米を使った料理を紹介していました。今年のプリキュアかな? 是非頑張って飯テロをしてもらいたいですね。

ところで、エンディングが米米CLUBの『浪漫飛行』だったのはやはりギャグですか?

ラブ米-WE LOVE RICE- 1巻 [DVD]

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まけるな!!あくのぐんだん! 第1話「侵略だ!侵略だ!!」

月刊ブシロードで連載中の、声優である徳井青空さんの漫画のアニメ化作品です。漫画を描いていたのか……知らなかった。創刊から今までずっと連載しているそうで、確かな人気はあるようですね。

内容はタイトルそのままで、侵略を企む悪の軍団が日々頑張る、ゆるゆるなコメディです。メインキャラの声優が玄田哲章さん、山口勝平さん、石田彰さんとビックリするほど豪華! 原作者の徳井青空さんはさすがに出演しない。

突出して面白いという程ではありませんが、ゆるい雰囲気は流して見るのにちょうどいいですね。

まけるな!! あくのぐんだん! (1)

まけるな!! あくのぐんだん! (1)

キラプリおじさんと幼女先輩

キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)

キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)

タイトルがめっさ気になっていたのですが、友人にアイカツ・プリパラおじさんのお前にならオススメと言われたので読みました。女児向けアーケードゲーム『キラプリ』に熱中する男子高校生と、彼の技量を上回る実力の持ち主である女子小学生の、ハートフル(?)コメディとなっています。本来の「おじさん」としては若い主人公と、本来の「幼女」としては年齢が高いヒロインですが、主人公はラノベのターゲット層を考えるとこうするしかないし、ヒロインが幼稚園児~小学校低学年だと物語的にいろいろ辛いという事情もうかがえます。

さて読んでみた感想ですが、これがまたおじさんの心にぐっと来る。主人公は自分の趣味が異端である事は理解しつつも、これまでハマってきたものが無い故にキラプリに熱を上げている。だから友達がいないという、そんな主人公の成長(変化)も見所です。

またヒロインは家庭が裕福なものの両親が常に不在で寂しさを抱えており、またキラプリも小学校高学年だとプレイしている同級生がなかなかいない。その上劇中では小学生女子故に危険が伴っているから、主人公とは反目しつつも彼を頼りにせざるを得ない場面もあり、それをこなしていく度に徐々に心を開いていきます。一種のツンデレ

そんな二人の前に立ちはだかったのは、キラプリ内でのイベントが『おともだちといっしょにプレイしてレアなコーデを手に入れよう!』というものでした。一人でもコーデが手に入れられるように、キラプリではゲーム内キャラのカードを使って2P側をオート操作してもらえるようになっています。しかし最高レアであるSSRのコーデを手に入れるには、それでは絶対にクリアできない最高難易度をクリアする必要がある。そのために主人公とヒロインが二人で協力する、というのがクライマックス。これまで設置店舗内順位で1位を争い合っていた二人が、紆余曲折あって打ち解けていく様は素晴らしい。

難点は、主人公がある事件をきっかけに孤独状態から脱するのですが、それがヒロインとほぼ関わりが無い事。もちろん劇中の出来事が全て一つに繋がる必要はありませんし、感覚としてはヒロインとの関係があったからこそ主人公が積極的な行動を起こしたとも言えますが。

また上にも関係しますが、主人公の学校のクラスメートが主人公の変化を示すものである程度にしか機能していません。もし続編が作られたら、この辺りの掘り下げをぜひ行ってもらいたいですね。

名有りのキャラでは女性キャラが大半を占めており主人公に好意を示している、いわゆるハーレム状態ですが、幼馴染とお姉さんはともかくヒロインとクラスメートは主人公の好漢な面を見たからこそ行為を抱いたのでさほど鼻につかないです。

兎にも角にも、ここ5年ほどの『大きなお友達』の流行を上手く物語に落とし込んだ良作でした。続きがあるといいなぁ。

フレームアームズ・ガール 第1話「轟雷/スティレットとバーゼラルド」

コトブキヤから発売されているプラモデルシリーズ『フレームアームズ・ガール』のアニメ化です。といってもプラモデルそのものにストーリーはないので、キャラクターを使ったアニメオリジナルの話になりますね。

劇中でのフレームアームズ・ガールは小型のロボットのような設定のようで、自立して人間と同等の感情を持っています。そこにプラモデルの装甲パーツを付ける事で真に完成するというとの事。その様相はどちらかというと本家フレームアームズみたいなイメージですね。フレームアームズは素体が既に完成されている状態で梱包されていますが、フレームアームズ・ガールは素体も組み立てる必要があるので。

プラモデルが題材で主人公はモデラーとして初心者のためか、最初に轟雷がプラモデルの組み立て方をレクチャーしているシーンがありました。プラモデルは素組みでも楽しい!

また劇中ではテスト扱いで戦闘をこなしているシーンもありました。ガンプラバトルかな?ここではプラモデルの組み立て技術が影響するという展開がありましたが、今後主人公がモデラーとしての腕をあげてより完成度の高い仕上がりにしていくのか気になります。やっぱりガンプラバトルだ。