星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

アイドルタイムプリパラ 第48話「らぁらに届け、 カムバックライブ!」

パックと共に眠りに就いてしまったらぁらを助けるため、パラ宿のアイドルがパパラ宿に集結!って、なんで荒野を並んで歩いているイメージなんだ。時間が止まってしまったパックには物理的な手段では入り込めない。そこで『アイドルタイム』を利用するパパラ宿のシステムを応用し、ライブによってアイドルタイムを稼いで注ぎ込み時間を進めようとします。

らぁらの軌跡を追うようなライブの連続であり、ゆいもパックを幸せに出来なかった負い目があったもののマイドリームの仲間である二人やしゅうかから励まされてライブに挑みました。しかしパックの意志が働いたのか、時計が逆戻りする始末。悪い形で手強い奴だ。

全て徒労に終わるのかと思った所で、女神のジャニスと元女神のジュリィが登場。この二人によって起死回生の打開策が得られるようですが……まさか、次回『彼女達』が来るのか!?

伊藤潤二『コレクション』 第9話「No072 画家/No058 血玉樹」

No072 画家

おそらく伊藤潤二作品では最も有名なキャラクター『富江』の登場です。非常に傲慢でな性格でありながら、その美貌と謎の魅力により関わった人々を破滅に陥れる謎の美女、それが富江

今回関わったのはとある画家ですが、富江と関わったばかりに精神を病み富江を絵に描くと化け物のような姿として描き(しかもそれが美しいと思い込む)、ついには富江を殺そうとします。が、富江は死なない。いくらバラバラにしても、そのバラバラになった身体それぞれが再生するという異常な生命力を見せてきました。

人を破滅させるのと反比例するかのように、富江が増えるというのはひたすら不気味です。下手をすると『らせん』の時の貞子より危険かもしれないホラーヒロインですね。

No058 血玉樹

車が故障したために近くの村に助けを求めようとしたカップルの話。

いわば感染する吸血鬼のようなものですが、男性が赤い実に取り憑かれたミイラのような男から「他人の赤い実を食べれば元に戻るが、自分の実を食べれば血を求めて彷徨う事になる」とまだ助かりそうな話を聞いたのに、それを思い出した直後に彼女が自分の身を食べている姿を見てしまったのだから、後味が悪いってレベルじゃありません。

スーパーヒーロータイム

HUGっと!プリキュア 第5話「宙を舞え!フレフレ!キュアエトワール!」

前回飛ぶ事への恐怖からプリキュアになれなかったほまれが、紆余曲折を経てついにプリキュアになりました。

過去のトラウマが全て明かされたわけではないのは、今後の成長を描くためでしょうね。今回はあくまではなやさあやからの言葉で意識に少し変化が生じ、「もう一度飛びたい」という気持ちが生まれたというプロセスによってプリキュアになれたわけです。しかし未来を絶望視していた状態から、もう一度希望を取り戻せたのは非常に大きな一歩です。

仮面ライダービルド 第25話「アイドル覚醒」

美空が謎の力を発揮した事で、火星の超古代文明についてめっさ久しぶりに触れました。戦争編が終わったらその辺りの言及が増えていくのでしょうか。

後半は西都(というか難波重工の)スパイのあぶり出しを行いました。それぞれに偽の情報を流す事で特定した……までは良かったんですが、現れた場にローグがいなかった事を懸念していなかったのが仇となり、本来の隠し場所にローグが現れてフラグを立てていた赤羽が死亡。ローグとの再戦も結局ハザードフォームの暴走で敗北し、ついにパンドラボックスを奪われる事態に。詰めが甘かったせいで犠牲が出た上に逆転を許すのはとても褒められません。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第4話「許されない関係」

人々が次々と行方不明になる事件を追う、パトレンジャーがメインの話でした。つかさが実は可愛いもの好きというよくあるパターンだがそれがいいのが明らかになり、キャラとしての魅力が深まっていますね。

しかし人々を転送するための手段が「抜いた歯(サメ型怪人なのですぐに生え替わる)に触れる事」というものであり、それを可愛いぬいぐるみにカモフラージュしていたという事が巨大戦で判明。「ぬいぐるみに頬ずりすると転送する」という所までは良かったのですが、それをしったつかさが大ショックを受けていて笑いました。そのシーンだけでもコミカルだったぬいぐるみに対しての独白が、後から破壊力を増すという妙。

パトレンは重い過去を持たない分、キャラとしての親しみやすさがどんどん増していっていいですね。圭一郎も決して猪突猛進の熱血馬鹿というだけでなく、案外洞察力や推理力があるという面も描かれていました*1し、やはり良い意味で昭和戦隊的な印象を受けます。

*1:これまでにも強い正義感や後輩を思いやる心が描かれていたので、決して馬鹿キャラではない事はわかっていましたが。

新幹線変形ロボ シンカリオン 第9話

温泉回! しかし旅行先に敵が出現するのはお約束です。今作の敵はどうもシンカリオン自体をターゲットにしているようで、その辺の不自然さはありません。

そして今回の巨大怪物体はカニをモチーフにしており、初戦で倒したかと思ったら脱皮されて倒しきれていなかった上により強力になって立ちはだかるというピンチが訪れました。毎度の事ながら、メタ的にも劇中的にもバラエティ豊かでいろんな手段を講じてきており、視聴者を楽しませるハヤト達を苦しませますね。今回はE6こまちとのリンク合体により、その危機を見事打破しました。

次回はこれまたお約束の忍者ロボに値する『E3つばさ』が登場!

アイカツスターズ! 第96話「みんなで輝く!」

アイカツランキングの勝者がついに決定しました。メタ的には順当にゆめが勝つ事がわかっていましたが、ここまで孤高に、孤独に(と思い込んで)『パーフェクト』を目指し、全てが終わった時にアイドルとしての全てを捨てようとしていたエルザの方がメインでした。

ゆめの「みんなで輝きたい」という想いの方が強く、その想いがあったからこそもう一つの『太陽のドレス』が現れ、ゆめを勝利に導いた。そんな当たり前の事に気付けなかったから負けてしまったものの、彼女自身は孤独に突き進んできたと思い込んでいたのが、ゆめの勝利やエルザの母の親としての想いを知った事、そして突き放していたはずなのにそれでもずっとエルザを信じてついてきた仲間達がいた事にようやく気付きました。アイカツランキングに勝てずとも、エルザにとってはそれ以上に価値のあるものを捨てずに済んだ、という事ですね。

ここまでの展開でエルザは非常に嫌われそうなキャラ造形をしていたと感じていましたが、それらを形成していたものが無くなったのできっと彼女の未来は明るいでしょう。エルザがいくら突き放してもついてきた仲間も聖人並みの良い子達ですし。