星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

伊藤潤二『コレクション』 第4話「No034 寒気/No060 あやつり屋敷」

No034 寒気

翡翠ミョウバンを手にした者達の悲劇。主人公の祖父の怪死や、その話を知った主人公の友人もそれを手にして異常な事態に見舞われるのですが……。

これネットで『検索してはいけない言葉』として有名な『アレ』*1みたいな生理的嫌悪感を受けますね。前回のなめくじ少女も気持ち悪かったですが、こちらもまた非常に気持ち悪い。

No060 あやつり屋敷

父親の仕事の都合で各地を転々としていた家族ですが、やがて父親が病気になり、『自由』を求めた兄は家出しました。その兄から手紙が来たので訪問すると、兄とその家族は豪邸を建てており、かつ『天井から糸に吊られて』平穏な生活を送っていました。

兄曰く「操り人形こそが操る側、何不自由などない」と言っていましたが、果たして本当にそうだったのか。兄たちの姿を見てうらやんでいた妹も人形のように吊られて楽しんでいましたが、終盤に操っていた使用人が力尽きていた時に自身の力が入らなくなっていたのを見ると、決して良かったとは言えない気がします。色々教訓とか考えてしまいそうですが、ただのホラーとも解釈出来るので視聴者次第かな。

*1:ここでは記しません。調べるなら自己責任でお願いします。とにかく精神的なエグさがあるのでご注意を。