星と猫の数学

私を退屈から救いに来た、夢のヒーロー

土曜朝アニメ

ゾイドワイルド 第10話

空腹状態なアラシ達を助けてくれたがめつい少女サンラータンに支払うお金を稼ぎます。また同時に相棒のトリケラドゴスとお金を稼ぐギョーザとも出会いました。

……メインの話よりも全体的にアラシとオニギリが妙にノリがいい所が目立っていた気がしました。まあ唐突に妙なテンションになるのは子供向け作品では視聴者を引きつけるためによくある事なので、素直に楽しむのがいいでしょう。

しかしギョーザは一見すると守銭奴+ラッパーキャラですが、お金を稼ごうとしているのは何か訳ありのようです。本人がごまかしたので現時点では不明*1ですが、彼と再会した時にそれが判明するのでしょうか。

新幹線変形ロボ シンカリオン 第35話

前回に引き続き700系の運転士三人の話です。前回はハヤトのために三人が手を組んで巨大怪物体を倒したものの、「食材に対する思想」「最新鋭と伝統の対立」など仲違いの根本の原因を解決したわけではないので、ハヤトが再び説得に今度は鹿児島へ向かいました。

ここでもハヤトが橋渡しとなって説得する事になるのですが、そこでも新幹線を例えに出す所はやはりハヤト。「伝統の上に最新鋭は存在し、伝統は最新鋭の積み重ねで築かれるもの。どちらかではなくどちらも大事」という言葉は響きますね*2

そしてハヤトの説得により、ついにトリニティ合体が敢行、700系3機が合体して『シンカリオントリニティ』となりました。これまでは2機合体のみだったので、3機合体が懐かしくも新しい……!*3

ウルトラマンR/B 第10話

決してウルトラマンの力を諦めない愛染が、家族水入らずのピクニック帰りである二人に『最終試験』と称して怪獣ホロボロスをぶつけてきました。言っている事に一定の正しさはあるんだけどなぁ、行動がことごとく反しているしマッチポンプもしているしで説得力が無い。

このホロボロス、デザインや行動パターンがウルトラ怪獣というよりもモンスターハンターに登場しそうな印象です。そういう意味でも異端だからか、ロッソとブルに対して終始優勢のままでした。それで終わりかと思ったら、オーブリングNEOを取り戻した愛染が再びオーブダークノワールブラックシュバルツとなってホロボロスの前に立ちはだかり、敗北したヒーローの復活という自作自演をする悪辣さを見せました。やっぱりマッチポンプじゃないか。

「ヒーローは一度負けても再び蘇る」は確かに王道ですが、それは今回打ちのめされたロッソとブルにも言える事。果たして二人は愛染の言葉通りに復活し、そして愛染の思惑を打ち破る事が出来るのか。

それにしても、今作は明るいストーリーをベースにしているからか、「ヒーローとは何か」という暗くなりがちなテーマもそこまで暗くならずに済んでいるのがいいですね。それを説いているのが屈指の変人愛染だからというのもあるでしょうけど、ウルトラシリーズという積み重ねの先で提示しているからこそ余分な話が無くても提示できるというのもありそうです。

*1:ロケットに女の子の写真を入れておりそれを眺めて感慨深そうにしているシーンがあったり、守銭奴的な面がありながらも街のトラブルにはお金関係無しに対処したり、色々示唆はされています。

*2:更に言えば新幹線そのものが人類の歴史上では新しい技術であり、やがて新幹線そのものが別のに置き換わって伝統となる事もあり得ます。とはいえ後釜となると思われたリニアモーターカーは残念ながら主にコスト面の問題で置き換わる事なく、むしろ新幹線を磨き上げる方向になっていますが。

*3:勇者シリーズトランスフォーマーだと3機以上による合体が多いので。